歯が溶ける?!酸蝕症にご用心!

みなさんこんにちはた!6月に入り梅雨入りの季節になりました。

クセ毛の私は梅雨に入ると髪型 がどうにもならなくなってしまうので

憂鬱なこのごろですが…

さて、今日は酸蝕症についてお話したいと思います!歯が溶ける、と聞くと

虫歯を連想する人が多いと思いますが、虫歯じゃないのに歯が溶けてしまう

ことがあります。これは酸蝕症と呼ばれるもので、主に長年の食習慣から

起こってきます。ゆっくりと進行するため、実は自分でも気がついていない人も

☆酸蝕症の特徴☆

酸蝕症になると、次のような特徴が出てきます。当てはまるものはないですか??

・歯の先端が以前より薄くなってきた

・冷たいものでしみやすくなってきた

・歯が黄色っぽく、ツヤがなくなってきた

・歯が小さくなってきた

・歯の表面にガタガタと段差ができてきた

・歯の詰め物が浮いたように歯と段差ができてきた

☆酸蝕症の原因は何?虫歯との違いは?☆

歯は体の中で一番硬い組織で、かなり頑丈にできています。でも、酸には弱く、

長い間酸にさらされると溶けてしまう弱点があります。虫歯は虫歯菌が作り出した

酸によって歯が溶かされて穴があく病気ですが、酸蝕症というのは虫歯菌が関与

せずに、酸が菌に直接触れて起こる現象です。

〘 酸蝕症を起こす主な原因〙

・食品に含まれる酸

酸っぱい食べ物や飲み物を好む人は酸蝕症を起こしやすくなります。特に、健康の

ために酢や酸っぱいものを摂ることの多い人は要注意です。飲む健康酢、酢の物、

レモン、柑橘系100%ジュースなどを健康に良いと思って頻繁に口にしていると、

酸が徐々に歯の表面を溶かして しまいます。健康のためと思ってやることが、

歯には逆効果になってしまうのです。

・胃酸の逆流

逆流性食道炎の人は胃液がお口の中に上がってきて歯を溶かしてしまいます。

過食嘔吐の人も同様です。胃酸は非常に酸が強いので、歯には大敵です。

酸蝕症を防ぐためには、①酸性の飲食物を口にした後は水で口をゆすぐ

②酸性飲食物をだらだら食べたり飲んだりしない③寝る前には酸性の

飲食物を控えるといった対策が必要です。就寝中は唾液の分泌が少なくなり、

口の中のpHが中性に戻りにくくなります。特にいびきをかく癖があると、

口が乾いて酸性の溶液が残りやすくなるのです。また、酸蝕症の進行を

防ぐためには、酸性の飲食物を多量に摂った直後には歯みがきをしない

ことも意外に大切なポイントです。酸性の飲食物をとった直後はエナメル質

が柔らかくなっているため、30分程度時間を置くか、お水で洗口してから

歯みがきするようにしましょう。虫歯は部分的に歯がとかされていきますが、

酸蝕症の怖いところは、歯が全体的に溶けていく事です。また変化がゆっくり

と起こるため、気が付きにくいのも難点です。心当たりのある人は食生活や

胃の調子を今一度、見直して定期的に歯科医院を受診し、歯の健康状態を

チェックしてもらいましょう!!!!

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