糖尿病と歯周病

今年は桜🌸が咲くのが去年より遅かったですね。3月の終わりに行ったら全然咲いてなかった🥲笑

外で飲むビールは寒すぎてそんなに進まず終わりました🍺笑

本題にはいります!今、合併症などの多さから国を挙げての課題となっているのが糖尿病です。日本では糖尿病を重要疾患のひとつとして位置づけています。

現在、糖尿病有病者と予備軍は合わせて約2000万人いると言われています。日本の人口が約1億2000万人なので、いかに人口に占める割合が高いかがわかると思います。

歯と糖尿病の関連でいくと、糖尿病があると歯周病にもなりやすく歯周病が悪化しやすいです。実際に糖尿病の患者さんの中には歯周病を患っている人が多いのが現状。

糖尿病の人が歯周病になりやすい理由

糖尿病では免疫が低下することが知られています。免疫とは体内に入った細菌などを白血球などが攻撃することです。ところが高血糖の状態では白血球などの働きが低下してしまい、さまざまな感染症にかかりやすくなっています。プラークの菌に対しても抵抗力が低下するため歯周病になりやすくなります。また高血糖の影響で歯のさまざまな組織が劣化したり、歯の周囲の血行が悪くなることも関係すると考えられます。

では、歯周病はなぜ糖尿病に影響するのか。1つは歯周病の菌から出る毒素が血液を介して全身に広がり、それがインスリンの働きを低下させ血糖値を上げると考えられます。

もう1つは歯周病による炎症が関係します。炎症は生体の傷害に対する防御反応ですが、その防御反応のため特殊な細胞が集まってきます。またさまざまな伝達物質が体内を駆けめぐり、そうした細胞や炎症物質がインスリンの働きを妨げてしまうと考えられます。

糖尿病の患者さんの多くは、歯周病の事を意識してないように感じられます。糖尿病の人は、自ら積極的に歯科を受診し、歯周病の早期発見に努めましょう。

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