乳歯列期によくいただく質問
2021年2月26日
2021年3月15日
みなさんこんにちは。
今回はお子さんがいらっしゃる患者さんからよく質問をいただく内容について書いていきたいと思います。
「子どもが空きっ歯なんですけど歯並びは大丈夫ですか?」
「乳歯のときに歯並びが良いと永久歯のときに歯並びが悪くなるって本当ですか?」
私が歯科衛生士になって一番この内容について質問をいただきます。
お子さんのお口の中では、乳歯から永久歯への交換という大規模な変化が訪れます。
その際、永久歯への移行を少しでもスムーズに達成するため、様々な工夫が凝らされています。
代表的なのが、霊長空隙や発育空隙、リーウェイスペースといった隙間です。
#リーウェイスペース
乳歯と永久歯の交換がスムーズに達成されるために存在しています。
#霊長空隙
乳歯列における犬歯の周囲に発生する隙間です。
この霊長空隙は、上顎 → B・C間 下顎 → C・D間 のように上下で位置が異なります。
第一大臼歯が萌出すると下顎の霊長空隙は閉鎖されます。
#発育空隙
小児に見られる歯列の生理的空隙のうち霊長空隙以外のものを指します。
特に、上顎前歯部に生じる空隙を指すことが多いです。
第一大臼歯が完全に生え終わる頃に発生することがほとんどです。この時期には、顎の骨の中で永久歯の切歯が大きく成長していくため、歯列の幅も拡大することとなります。その結果、空隙が生じます。あくまで生理的なものなので、永久歯の萌出が完了すると消失していきます。
このような空隙が無いと歯並びが悪くなる可能性はあります。
ほほえみ歯科では上下左右の6歳臼歯(=第一大臼歯)が完全に生えた段階で矯正診断ができます。歯並びや噛み合わせで気になる方は気軽にスタッフに相談してくださいね(^_^)☆